データから牛を見るとはどういうこと?

昔の酪農は、「牛をよく観察すること」と言われる世界でした。今もそれは変わりません。しかし現在は、牛を「観察する方法」が進化しています。

かつては、

  • 食欲があるか?
  • 元気があるか?
  • 歩き方は正常か?

を人の目で確認していました。

現在は、それらに加えてVMSが飼養管理プログラムへ日々データを記録します。

VMSは毎日、

  • 乳量
  • 搾乳回数
  • 活動量
  • 健康指標
  • 繁殖
  • 疾病
  • 採食
  • 全体のパフォーマンス
    などの情報を記録していきます。

学生たちは、数字だけを見るのではありません。データと実際の牛の様子を結び付けて考えます。

例えば、

  • 活動量が減った➡蹄病の可能性があるかもしれない
  • ホルモンバランスが変化している➡発情兆候が見られるかもしれない
  • 乳量が落ちてきている➡飼料バランスや牛の健康状態の見直しが必要かもしれない

という形で、牛の状態を客観的に把握できます。

未来の一次産業では、「勘」や「感覚」だけでも「データ」だけでもありません。

「両方」を使いこなす力が求められているのです。